2018.4.13.(Fri) ワンコインマチネコンサート@サントミューゼ

上田ワンコインマチネ

出演:澤 菜穂子(ヴァイオリン) 三浦友理枝(ピアノ)

日時:2018年4月13日(金) 開場 11:00 開演 11:30

会場:サントミューゼ(長野県上田市交流文化芸術センター)小ホール

演奏予定曲目:ドビュッシー:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 他

入場料:全席指定 5oo円

コンサート詳細・お申し込みは下記のサイトをご覧ください。

サントミューゼ公式サイト

 

音はじめ 2018

recital 2018 hp

厳冬の候、暴れん坊冬将軍殿が日本列島に長居している様子ですが皆様健やかに新年をお過ごしでしょうか。私は年明け早々に待ち受けるリサイタルのため周囲から「クリスマスもお正月も(誕生日も)返上だねぇ」と憐れまれる裏で、クリスマスディナーやお節料理、バースデーケーキに舌鼓を打ちしっかりと英気を養っておりました。とはいえ、やはり10周年記念と銘打つリサイタルの重圧は半端なかったです!元旦から何とも表現し難い鉛色のモワァ~っとした緊張の渦に呑み込まれながら当日を迎えました。

今回のリサイタルのために昨秋から初めて取り組んだプーランクとシュトラウスのソナタ。当初は何とかギリギリいけるだろうと張り切っていたものの、この道ベテラン・プロフェッショナルな方々より「誰が選曲したの⁉」と口を揃えられ、、無鉄砲でなかなか無茶なプログラムだったようです(笑)

三浦友理枝さんとの阿吽の呼吸は長年共演の賜物だと唯一自負しているのですが、プログラムノートにも記述した『決死のアンサンブル』について、演奏会ならではの臨場感や生モノ・瞬間の産物であることを意識しながらも、とりわけリヒャルトに於いては今後長い時間を掛けて “決死” から “身を委ねる・ 滲み出る”ような音楽にしていきたいと強く思いました。もちろんプーランクもお気に入りのソナタの一つですので、”飛び出す絵本” の如く、ギュッと詰まったプーランクの拘り・3D化を目指します!( 余談ながらプーランクと同じ誕生日であることが発覚💕)

お寒い中、御足をお運び下さいました皆様に心より感謝申し上げます。皆様が温かく支えて下さる限り、路頭に迷いながらもこの音楽街道を歩んでまいります。

一つ裏話。前半第一部では靴を履き替えるのを忘れてしまいました;この日に限って派手な靴を履いて行ってしまい、御見苦しくて大変失礼致しました…m(__)m

 

seele nogata 2018

1月後半は先月に続いて再び直方へ。今回は通常モード、カルテットゼーレでの参上です。地域創造をキッカケに何気なく結成したゼーレも、なんと今年で9年目に突入!毎年活動の機会を与えて頂き、旅好き・食好き・人好きな私たちは、堅苦しさとは無縁ながら一曲ドカンと本気曲をメインプログラムに、様々なお客様へ弦楽四重奏に親しんで頂く音楽交流(グルメも大いに含む^^)をモットーとしております。毎度ながら真剣に活き活きと聴いてくれる小学校のアウトリーチ、そして素晴らしい木造平屋造り・歳時館でのコンサート、今回で5回目となるユメニティのおがた大ホールでの本公演ではその功績とまで言ってよいのかわかりませんが、敬遠されがちな弦楽四重奏の壁がなくなり、お客様に自然と浸透し始めているような一体感をどの現場でも感じました。

今回メイン曲はシューベルトの『死と乙女』ちょうど去年の今頃『カルテット』というドラマでも演奏されていましたね。名曲中の名曲ですが手腕が透けて見えてしまう最も職人色の強い弦楽四重奏という形態だからこそ、改めて「やっぱりシューベルトって天才だわー」と感心しながら、なかなか譜めくりのタイミングがなく長ーい帯状の楽譜に縮小コピーで大量発生のオタマジャクシ🎶を最小限の瞬きで追う40分間。私以外の3名は何度もこの死乙女の本番経験あり+名門オケメンバーのスペシャリストですので、アチコチで死の淵を徘徊する若葉マークな1st=私;をガッチリと支えて下さいました。礼賛!

『湖』レベルに達してしまった今

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年々更新のブランクを “水溜まり~池~川~” と拡げてしまっているこちらのDiary, ついに”湖” レベルに達してしまいました。春からの未更新。。今や師走、しかもあと2週間で新年を迎えるという…

唐突ながら今秋は久々に元留学先であるロンドン(5年ぶり)とパリ(11年ぶり!)&ブルゴーニュ(初)へ行ってまいりました。秋のヨーロッパは非常に味わい深く、メインの滞在地ロンドンではトレードマーク⁉の “鉛色の空” は全く出くわさず連日秋晴れ青空の異常事態(笑)せっかくの機会だからと弾丸で向かったパリでは昔住んでいた家や毎晩眺めていたスパークリング・エッフェル塔(夜間1時間舞にイルミネーションが煌く)待ち合わせの場所にも最適なオペラ座など、数々の懐かしい思い出と、当時は見慣れてしまっていた “華の都”と銘打ち世界中を魅了する街並みを再認識しました。街中まさにフォトジェニック!インスタ映え抜群^^ そして友人が住むブルゴーニュ地方では素晴らしい牧歌的なワイン畑や古城、美食とプチバカンスを半日で堪能。友人夫妻に感謝です♡

帰国後は  🎼  戦いの火蓋は既に~切って落とされている~🎶 と本番ラッシュ。

こちらのサイト内のScheduleでご案内済みのコンサートのみをピックアップで後記致しますと、まず先月末には此処4年程毎年弾かせて頂いている宗次ホールでのスイーツタイムコンサート。とにかく綺麗で響きが素晴らしいホールなのですが、なんと最近改装され更に一段とクォリティーを高められたのだそうです。今回は名古屋市美術館『郷愁のパリ、そして憧れのオペラ座通り~ランス美術館に寄せて~』という企画展とのタイアップでしたので主にフランスもの、メインはプーランクのソナタを初披露しました。(余談ながらこのコンサートを踏まえてパリではオペラ座近くのホテルに滞在!)いつも宗次ホールでの公演日は快晴で温かい沢山のお客様に迎え入れて頂きホッコリした気分で帰途につきます。

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そして3日前からは直方へ。此方ももう5年ほど毎年呼んで頂いている有難いご縁です。これまではカルテットでお邪魔していましたが今回はお馴染みの三浦友理枝さんをお連れし、幼稚園やギャラリーそしてユメニティのおがた でのクリスマスコンサートでした。

幼稚園では100人を超えるピンクと水色のスモッグを着た可愛い可愛いミニチュア人形のような園児の皆さんがきちんと整列したミニチュアサイズの椅子にチョコンと座り、名曲から難曲まで一時間もの間ハツラツと反応良く演奏中はとても静かに聴き入ってくれて「どうやったらあんなにお行儀よく教育できるんだろうね」と三浦さんとも感心しきり。

最終日のユメニティでのクリスマスコンサートは心配した雨も公演前から上がったようでお客様のお足元が悪くならずホッとしました。沢山のご来場誠にありがとうございます。メイン曲のR.シュトラウスのソナタは初挑戦でしたが三浦さんとデュオを組んで15年来の今、ついにこの超大曲に手を出すことに致しました(笑)一生かけて手の内に入れたい一曲でもありますが、まずは来月の東京でのリサイタルへ向けて一層掘り下げてまいりたいと思います。

↑写真は終演後、お決まりのステージ上での撮影ではなくインパクト大な”直方出身の元魁皇関” と”逆 with B”(爆)

楽しいクリスマスと良いお年をお迎え下さいませ!

2017.12.16 (Sat) 澤菜穂子&三浦友理枝 クリスマス デュオコンサート

直方duo2017

 

【日時】:2017年12月16日(土) 13:30開演 / 14:00開場

【会場】:ユメニティのおがた 小ホール(〒822-0034 福岡県直方市山部364-4

最寄り駅:筑豊本線 直方 徒歩 5分
高速道路:北九州高速4号線 金剛出口 15分 /九州自動車道 八幡 15分

【プログラム】

シュトラウス:ヴァイオリン ソナタ

サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ

チャイコフスキー:四季より12月『クリスマス』  他

【チケット情報・取り扱い】

全席自由
≪ユメ倶楽部・PLUS+4LINE≫
一般1,350円(1,800円) 学生900円(1,350円)
≪一般≫
一般1,500円(1,350円) 学生1,000円(1,500円)
( )内は当日料金
※小学校就学前の入場はご遠慮ください。

ユメニティのおがた
直方谷尾美術館
岡垣サンリーアイ
そぴあしんぐう
なかまハーモニーホール
イイヅカコスモスコモン
チケットぴあ(Pコード:338-959)
ローソンチケット(Lコード:83485

【お問い合わせ】

ユメニティのおがた TEL 0949-25-1007 hall@yumenity.jp

主催:公共財団法人直方文化青少年協会

【備考】

託児あり(無料)
託児サービスをご希望のお客様は、チケットご購入後12月8日(金)までにユメニティのおがたへお申込みください。
申込多数の場合は、受付をお断りすることもございます。
ご了承ください。

2017.11.28(Tue) スイーツタイムコンサート~郷愁のパリ、そして憧れのオペラ通り~ランス美術館展に寄せて

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【日時】2017年11月28日(火) 13:30開演 / 13:00開場(15:00終演予定)

【出演】澤 菜穂子(Violin)・三浦友理枝(Piano)  深谷克典(お話:名古屋市美術館副館長)

【会場】宗次ホール(〒460-0008 名古屋市中区栄4丁目5番14号

交通アクセス:地下鉄 栄駅12番出口より徒歩5分
名古屋駅よりタクシーで約20分(料金:約1,200円)

【プログラム】

ドビュッシー:月の光

サティ:君がほしい

サン=サーンス:序奏とロンドカプリチオーソ 他

【チケットご購入・お問い合わせ】

一般自由席 2,000円
チャリティーシート(指定席) 2,200円

<チケットご購入>
宗次ホールチケットセンター TEL 052-265-1718 (10:00〜18:00)
※「チャリティーシート」のお取り扱いは宗次ホールチケットセンターのみとなります

<各プレイガイド>
チケットぴあ TEL 0570-02-9999
栄プレチケ92(旧三越(栄)プレイガイド)TEL 052-953-0777
芸文P.G. TEL:052(972)0430
ヤマハP.G. TEL:052(201)5152
名鉄ホールチケットセンター TEL:052(561)7755

※団体のお客様の為に席の一部を確保させていただく場合がございます。
※やむをえず、曲目などに変更がある場合がございます。
※未就学児のご入場は、ご遠慮ください。

2017.6.4 (Sun) 澤 菜穂子 x 松尾俊介 デュオコンサート at シマムラ ストリングス

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コンサート詳細につきましては下記サイトをご覧下さい ↓

http://www.shimamura.co.jp/repair-violin/index.php?itemid=202970

【演奏プログラム】

ヴィラ=ロボス: ブラジル風バッハ 第5番 ”アリア”

J.S.バッハ: 無伴奏チェロ組曲 第3番より(ギター独奏)

ピアソラ: タンゴの歴史

サラサーテ:アンダルシアのロマンス

サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サラサーテの影が潜む!ロンド・カプリチオーソ

新年のご挨拶もスッ飛ばし恒例大放置祭のこちらのdiary… 誠に悪しからずですm(__)m  本年も宜しくとのフレーズは季節外れ甚だしいため、新年度もどうかよろしくお願い申し上げます!

 

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年明けに渋谷のJZ Bratにて『弦想夜 vol.2 ~弦ハジメ~』ギタリストの松尾俊介さんと再共演させて頂きました。

ご覧の通り通常のクラシカルなホールとは一味違ったオシャレライヴ空間で、お馴染みのピアソラ作品は勿論ながら敢えてシューベルトやサン=サーンスなどの本気クラシック!な作品にも挑戦。

昔からアルペジョーネはチェロかヴィオラでしか弾けないものと嘆いていたところ、昨年ギターとのデュオレパートリーのリサーチ中にヴァイオリンとギターの音源へ在りつき万歳三唱🎶   大半の演奏家仲間は『シューベルト=手ごわい』と身構えつつ、それでも挑みたくなるシューベルトの覚醒とは何なのか、、 歌曲の王の手掛けた作品はその呼び名の如く旋律が非常に自然で華美でない。よくファッションでもインテリアでも ” Simple is BEST”と謳うキャッチフレーズに遭遇しますが、ただ地味であったり単調な”simple” は決して人を魅了しないはず。満タンから削ぎ落とし自然に馴染む心地良さを体現してこそ留意され魅せる”simple”と化す。その上 “自然”であることって意識すればするほど難しかったりしませんか、、? シューベルトの音楽は達観した才能を満艦飾に撒き散らさずに人の心に自然と寄り添う究極の洗練(simple)の宝庫。だからチョー手強い!されど惹かれるワケです💕 どうでもいいけどシューベルトって絶対良い人だったと予想~^^

ピックアップ2曲目はサン=サーンスの序奏とロンド・カプリチオーソ♬ ヴァイオリンのヴィルティオーゾの中でも奏者・聴衆の双方に愛され続けている名曲の一つですね。学生の頃から幾度か弾いてきているこちらの作品を、ふとダメ元で松尾さんに「ギターでは弾けないよね…⁉」と身勝手な質問をしたところ「出来る気がする!」とまさかの吉報が~✧(全身で拍手)おかげさまで多分日本初演と思われる幻のVn & Gt arr. 版を晴れてお披露目することができました。これまでピアノor オケ版では完全に、”印象主義ダダ漏れおフランスのエスプリ”(誉め言葉です;)が充満した作品として接していましたが、ギターの音に包まれた途端にアラ不思議~ スペインの風が吹き荒れアルハンブラで弾いているかのよう。(㊟行ったこともないくせに)聴きにきてくれた友人からは「アルハンブラ宮殿の噴水の横で演奏しているシーンをドローンで空撮している映像が脳裏に浮かんだ!」と妄想力に長けた感想頂きました。スペイン風にも感じられる曲調に関して強ち間違ってないかもしれないサラサーテの陰謀説エピソードは公演中の松尾さんのMC然りです。これまでパステル調で捉えていた(思い込んでいた)ロンカプがヴィヴィッドカラーに心機一転🌠 皆様にもお楽しみ頂けていれば幸いです。

一つ平謝りしなければならないのは、せっかくJZ Brat専属のバーテンダーさんが一夜限りのオリジナル『弦想夜カクテル』(爽やかな青リンゴベース🍸)を作って下さったのに一部のMCで皆様へご紹介するのをウッカリ忘れてしまいました…(舞い上がってマシタ;) 本当にゴメンナサイ🙇  次回は冒頭で必ず!!

2017.1.29(Sun) 弦想夜 vol.2 ~弦ハジメ~ at JZ Brat Sound of Tokyo

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出演:澤 菜穂子(ヴァイオリン) 松尾俊介(ギター)※松尾さんHP http://shunsukematsuo.com/

日時:2017年1月29日㈰ 開場 16:30 開演 18:00

会場:JZ Brat Sound of Tokyo (渋谷セルリアンタワー2F)https://www.jzbrat.com/

演奏予定曲目: シューベルト:アルペジョーネ ソナタ,  サン・サーンス:序奏とロンドカプリチオーソ,

ピアソラ:タンゴの歴史 他

入場料:前売り 5000円 当日 5500円 ※お一人様一品以上のご注文をお願い致します。飲食代は入場料には含まれておりません。

お問い合わせ:TEL 03-5728-0168(平日15:00-21:00)24時間ネット予約受付中

 

会場アクセス【地図】

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