Discography

Passione

澤 菜穂子/パシオーネ

私にとっての初ソロ・デビューアルバムは、時空を超えた振り幅の広い選曲を心掛けました。カメレオンの如く各曲のグラデーションに身を投じながらも、”私らしさ”という一本の線で繋いだ作品集です。

【収録情報】
・バルトーク:ヴァイオリンとピアノのための狂詩曲第1番
・パガニーニ:カンタービレ
・ヴィターリ:シャコンヌ
・ショーソン:詩曲
・武満徹:妖精の距離
・ピアソラ:オブリヴィオン(忘却)
・ピアソラ/グバイドゥーリナ編:グラン・タンゴ
こちらのページで試聴ができます(PCのみ)

澤 菜穂子(ヴァイオリン)・三浦友理枝(ピアノ)

録音時期:2013年9月30日、10月2-3日
録音場所:横浜、かながわアートホール
録音方式:ステレオ(DSD/セッション)


record_201405充分に成熟した演奏ぶりを聴かせるこのデビューCD。曲目は時代も国も越えて多彩。弾きぶりは、たんに甘美に、あるいは爽快にヴァイオリンを鳴らすというのではなく、曲によって音色に「渋味」を加えたり、微妙な「間」を採り入れたりしながら、歌う以上に語るように聴かせるのが持ち味と言える。これはヨーロッパで耳の肥えた聴衆を相手に弾くうち、おのずと身についたことなのかもしれない。このあとも、なんらかの際立った実りを示していきそうに思われる。

〜レコード芸術2014 / 5月号より〜

 

record_201404澤の音楽づくりは春風駘蕩といった趣がある。

プログラムはすこぶる意欲的で多彩なのだが演奏から受ける印象は常に温雅・叙情的で、聴いていて心が和んでくる。
ヴァイオリンの最大の美質である、多彩な歌を堪能できる好盤と言える。
〜レコード芸術 2014 / 4月号より〜

 

gekkan_piano_201403

勢いよく弦が鳴り響き、かげりを感じさせるバルトークの演奏から始まる、新鋭ヴァイオリニストのデビューアルバム。
パガニーニやヴィターリの作品では完ぺきな美しさを表現し、武満の作品では静謐さを感じさせる。
ピアソラ作品には哀しみのなかに隠されたひそかな情熱が見え隠れし、その豊かな表現力に聴き惚れる。
〜月刊Piano 2014 / 3月号より〜